2014年11月19日水曜日

尹東柱とともに 2014





尹東柱の詩稿、日記、蔵書を探しています。



尹東柱の詩稿、日記、蔵書を探しています。

お隣の韓国で、今なお多くの人に読まれ、愛されている詩人尹東柱(ユンドンジュ1917~1945)はその短い生涯の最後をこの日本で過ごしました。前年の日本軍の真珠湾攻撃による日米開戦で日に日に軍事色が濃くなる1942年4月、平沼東柱(ひらぬまとうちゅう)という日本名で東京の立教大学に留学しました。
尹東柱は日本の植民地政策による朝鮮語の禁止、神社参拝や創氏改名の強要、強制連行等、弾圧の嵐の中で、民族への思いと平和への願いを込めた詩を、禁じられたハングルで毅然と書き続けていました。その清冽な詩魂は時代や言葉の壁を越えて現在も多くの人々の心を強くとらえ続けています。
しかし、その頃は母国語で詩を書くという行為さえ罪とされる時代だったのです。1943年7月、編入した京都同志社大学在学中に治安維持法違反の疑いで逮捕、その後福岡刑務所に収監され、1945年2月16日未明の厳しい寒さの中、27歳という若さで、その前途を閉ざされてしまいました。終戦まであと半年、日本にいた2年10ヶ月のうち1年7ヶ月を獄中に繋がれていたという痛ましさです。
 書き留めていた詩稿や日記、手紙や蔵書等は証拠品として特高に押収され、その後の行方がわかりません。詩稿や日記は処分された可能性が高いのですが、蔵書は現在も古書店などに残っている可能性があります。探し出して、韓国の親族にお返ししたいと願っています。蔵書には下のような尹東柱のサインが残っていると思われます。古書店に行かれる機会がありましたら、古い文学書、哲学書、詩集等(ハングル、日本語、英語)の表紙の裏を確認して下さい。ご協力をお願いいたします。この「詩人尹東柱の蔵書を探す小さな運動」をご家族やご友人にもお伝え下さいますようお願いいたします。

2014年11月18日火曜日

詩人尹東柱を記念する立教の会

《 詩人尹東柱とともに 2015

    日 時 : 2015年2月22日 (日) 14時00分~16時30分
    会 場 : 立教学院諸聖徒礼拝堂 (池袋チャペル)
    内 容 : 第一部  礼拝  / 尹東柱の詩を朗読
         第二部    講演 宋友恵 (尹東柱評伝 著者)
                「尹東柱が夢見た世界」ーーー尹東柱が願った世の姿を詩と散文を通して探るーーー

《延世大学校尹東柱記念事業会支援事業》
     詩人尹東柱70周忌 遺品/遺稿巡回展示  in  立教学院展示館
    「 詩人尹東柱27年の生涯 」
    日 時 : 2月21日 (土) 11時00分~17時00分
            22日 (日) ~25日 (水) 10時00分~18時00分

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主 催 : 詩人尹東柱を記念する立教の会
                                      後 援 : 立教大学チャプレン室
                                                                                         協 力 : 同志社コリア同窓会 尹東柱を偲ぶ会
                                          福 岡・尹東柱の詩を読む会
                                          尹東柱の故郷をたずねる会